■英語歴ゼロの体験入学もOK
「We should ask their names. Everybody says・・・」
米国人講師、ダニエルさんがそう言うと30人近い子供たちの大合唱。
「Whaaaaaaaat's your name?」
名前を聞かれたリカちゃんとミサキちゃんは固まった。
ブリティッシュカルチャーアカデミー本校(埼玉県)の朝の会での一コマ。2歳〜6歳までの子供達が、1日5時間、周5日、英語で生活をしている。
リカちゃんとミサキちゃんは3,4歳児のクラスに交じり、授業を体験しようとやってきたのだ。2人とも英語歴ゼロ。英語は宇宙語である。
9時40分。授業は30分間の「Good Morning Activity」から始まる。男児2人が椅子の取り合いをしていた。「This is my chair!(僕の椅子だよ)」
子ども同士の自然な会話も英語になっている。不思議な光景だ。
出席確認で名前を呼ばれると手を上げて元気に、「Here!(はい)」「R」の発音も完璧だ。
ミサキちゃんは園児と一緒に座ったが、リカちゃんは教室の後ろで母親からのそばを離れようとしない。女児が米国人のアリソン先生に「Why?」と耳打ちをした。
「I don't know.Maybe she is shy.(わからないけど、はじかしいのかも)」「Maybe she wants to be with her mommy(たぶんママのそばにいたいのよ)」
そう反撃された先生は突然「ウェーン」と迫真の演技で泣きまね。うますぎたせいか、リカちゃんは立ち上がり恥ずかしそうに園児の輪に入った。先生、超うれしそうだ。
就学前の子供に英語だけで接するプリスクールが注目を集めている。株式会社エデュシーズ代表取締役でAll About「子供たちのための英語」ガイドの清水万里子さんはこう話す。
「総合学習の時間を使って、英語の授業をする小学校が増えています。それを意識して2002年からプリスクールの数が激増しています。選択肢の幅が広がってきましたね。」
大手教育出版社の調査では01年1月にはプリスクールは前語句で18校だったのが07年1月には約15倍の264校に膨れ上がったという。